ギターを上達していく上で何より大事なのがこのチューニングです。

チューニングを怠ればどうなるか、、音痴になります。音痴のイメージが湧きませんか?

音痴とは

カラオケに行って、下手なのに得意気に気持ちよさそうに歌っている人いませんか?よく見かけますよね。音痴とはあの状態です。

音が外れていることに自分で気づかない”状態を僕は音痴と呼んでいます。

こうならない為にもチューニングをしっかり行っていきましょう。

音楽の世界ではドレミファソラシドの音名を別の表現で言います。

”ABCDEFG” そう、アルファベットです。

正確には、

C(ド)、D(レ)、E(ミ)、F(ファ)、G(ソ)、A(ラ)、B(シ)

となります。聞きなれないかもしれませんが直に慣れてくるので大丈夫です^^

レギュラーチューニング

ギターの6本の弦にはそれぞれ決まった役割の音があります。

  • 6弦 = E(ミ)
  • 5弦 = A(ラ)
  • 4弦 = D(レ)
  • 3弦 = G(ソ)
  • 2弦 = B(シ)
  • 1弦 = E(ミ)

となっています。これをレギュラーチューニングと言います。全世界の80%の曲やギターをとりあえず弾く時はこのレギュラーチューニングで弾かれています。

他には6弦だけ低い音にするダウンチューニングや、スライドギターで使われるオープン系チューニング、半音下げチューニングなど様々なチューニングがありますが、当分あまり使う事はないと思います。まずはレギュラーチューニングをしっかり覚えましょう。

6弦から「ミラレソシミ…ミラレソシミ…ミラレソシミ…」と声に出して復唱してみるとリズムに乗って覚えられますよ( ・∀・)つ 6弦と1弦が同じEの音なのもポイントです。(6弦と1弦は同じEと言っても2オクターブの高さの違いがあります。)

チューナーの使い方

チューナーには2種類あります。

  1. クリップ型チューナー
  2. ケーブルを挿し込む据え置き型のチューナー

クリップチューナーはギターのヘッドに挟んで、音を測ります。

ケーブル挿し込み型チューナーはギターからつながれたケーブルをチューナーに差し込んで弦を弾いた時の伝わる振動を拾って音を測ります。正確度でいえば、据え置き型の方が精度は高いです。

最近の入門様ギターセットを購入された方はおそらく、クリップ型のチューナーが付いていたと思います。クリップチューナーも必要充分な精度がありますのでご安心を!

このようにヘッドに挟んで下さい。

これは6弦を弾いた時のチューナー画面です。

これがジャストの表示ですね。OKです。

ではこちらはどうでしょうか↓

ちょっとEに足りていませんね。もう少しペグを回してジャストに合わせましょう。

これは高すぎです。Eに合わせるべき所でFの表記になっているのでペグを回して音を下げましょう。

このようにチューナーとにらめっこしながらチューニングしていきましょう。

何通りもチューニングしよう

「6弦から1弦までそれぞれ音を合わせたぞ。よし弾こう」ではなく、もう2通りくらいチューニングしましょう!

何故なら、1通りチューニングしただけでは、全ての弦の内どれかがズレている可能性が高いからです。

例えば、6弦を完全にEに合わせても、他の弦を緩めたり締めたりするとネックにかかる負担量が変わり、6弦の緩み方も変わるので音がズレる事があります。

なので、3通りくらいは6弦 ~ 1弦 … 6弦 ~ 1弦 … 6弦 ~ 1弦 とチューニングして下さい。それくらいチューニングしてやると安定してきます。

練習中にも確認のためチューニングしよう

初心者の頃は、練習前にチューニングしたら数時間チューニングの確認をしない方が多いですが、練習中にもチューニングの確認をしましょう。練習 の際に弦を弾いたり、引っ張ったりすることで緩んでくる事があります。

チューニングが安定しない場合はこれが原因かも

先ほどの手順で何度もチューニングしたのに、弾いてるとすぐに狂う…という場合は下記の原因が考えられます。

1,ストリングポストへの弦の巻き方がおかしい

ストリングポストとは、弦をヘッドで巻きつけている穴の空いた小さな塔のようなやつです。そこに弦が数回巻きつけられているのが分かると思います。

その巻き方が変だと、チューニングの安定感に大きく関わります。特に弦交換の際はきちんとした方法で弦を巻き付けないとチューニングに影響してしまうので要注意です。またこのあたりは動画にします。

2,ブリッジが浮いている(アーミングの多用)

アーミングを多用されている方はチューニングが狂いやすいです。フロイドローズのギターであれば狂いにくいですが、一般的なストラト等はアーミングで狂います。

逆にアーミングを使わない場合はブリッジをペタンとギターのボディにつけてしまいましょう。この調整方法はまた動画にします。

3,湿度の高い部屋で弾いている

ギターは大部分が「木」で出来ています。そのため、湿度や温度の変化にはとても弱い楽器なのです。

部屋の湿度が高かったり異様に低かったりすると、チューニングも狂いやすかったりします。できれば、部屋の湿度は40〜50度辺りに保ちましょう。

まとめ

一見、面倒に見えますが、習慣付くと無意識にチューニングしてたというくらい慣れるのでこれでもか!というくらい小まめにチューニングしましょう!