腕や手の動作を抽象的な個人感覚で伝えてしまうと、誤った方向(そのままの意味)で捉えてしまい底なし沼に浸かってしまうことがあるということを山本さんのTweetで再確認しました。
「手首そのものは回転しない」
と5億年前から言い続けてますが、文章ではどうも伝わり辛くスルーされてしまいがちなので・・
これが現実のバイオメカニクス。
まあ「肘から」ですよね。
ピッキングに回転をミックスしたい場合はこのメカニクスを頭に入れておくと良いかもね! #ギターレッスン pic.twitter.com/6kX7b2nPyQ— 山本安男 (@Jens_Inferno) September 14, 2019
僕自身、少し前まで生徒さんに伝える時は例えばブリッジミュートを説明するときに「右手で弦に触れて」と簡易的に伝えていましたが、それだと伝わらない方もいるという事を最近知り「母指球」や「手刀」という部位名を細かく使い分けて伝達するようにしました。そうすることで「謎が解けた!」という方も多くなりました。
抽象的な伝え方で伝わる人もいれば、そのままの意味で捉えてしまい逆に伸び悩むという方も確かにいらっしゃいます。
これだけでも知っておこう😃
手関節(手首の関節)の主な可動は
【背屈】【掌屈】【橈屈】【尺屈】です。ここに前腕の回内・回外や手根骨群の可動が加わるとより細やかで複雑な動きが生まれます。
ギターだと、例えば弦移動でピックが余計な弦に当たらないよう避ける動きなどに使います。 pic.twitter.com/3yomXFqSmc
— 山本安男 (@Jens_Inferno) September 16, 2019
簡易的に伝えるというコンセプトの僕のチャンネルでは細かい動作に関することにはあまり踏み入れない方が良いのではないかと最近は考えています。
山本さんのような専門家の方がいらっしゃるので、そこはお任せするというのが一番被害者を生まず平和的な方法かもしれません。
“手首”という言葉
“手関節”という特定の位置を指しているのか
“手根骨群と手関節と橈骨遠位・尺骨遠位の辺り”というエリアを指しているのか
がごちゃ混ぜになって語られやすいですね。
話す時にそこをハッキリさせると伝達がスムーズになるかもね🤔
— 山本安男 (@Jens_Inferno) September 16, 2019
演奏だけでなく教育も発展途上なギター。
講師も伸び悩む生徒もこのような考えに触れることで何か意識が変わっていくのではないかと思っています。