スタジオには大抵、マーシャルアンプとJC系のアンプが置いてありますよね。
ヘッドとキャビネットがそれぞれ独立しているタイプを、スタック型アンプと呼びます。
逆に、ヘッドとキャビネットが同梱されたものをコンボアンプと呼びます。
今回覚えて欲しいのは真空管アンプの電源の入れ方です。
意外と多くの方が正しい使い方を知りません。特にスタジオのアンプは共用のものなので、故障させてからでは遅いです^^;
真空管アンプの使い方
まず、真空管とは何か。
元々、電気製品などに使用されていた電子部品の事です。これをアンプに搭載してみたらいい音がした!という歴史があります。それからというもの、真空管アンプは真空管でしか出せない音に魅了された者達から長年愛用されるものとなりました。
真空管アンプの見極め方
まず、真空管アンプの特徴には、「熱を持つ」「アンプの裏から観ると真空管が光る」があります。又、殆どの真空管アンプには電源スイッチとスタンバイスイッチの2種類のスイッチがあります。
アンプヘッドの裏側から覗いてみると真空管があると思います。
こういうやつです。電子部品がガラスに覆われているのが真空管です。
真空管アンプの電源の正しい付け方
- ボリュームを0にする
- 電源をON
- 1~2分待つ
- スタンバイスイッチをON
- ボリュームを上げ、EQを調整
ポイントは3番目の「1~2分待つ」です。
車のアイドリングと同じで、真空管は温めてから音を出さないと真空管が傷んで最終的には故障の原因になります。
温めるには電源を入れてから1,2分程必要になります。
上記の手順を守らず、一般的なスタジオで真空管を故障させたりでもしたら損害賠償もあり得ます。
真空管アンプの電源の正しい消し方
- ボリュームを0にする
- スタンバイスイッチをOFF
- 1~2分待つ
- 電源をOFF
こちらもスタンバイスイッチをOFFにしてから1~2分待ち、真空管をある程度冷まします。
まとめ
スタジオを利用されるギタリストは多いと思いますが、是非正しいアンプの使い方を覚えて快適に音をかき鳴らしてください( ・∀・)!