ブルースギターのレッスンを始めました。
まず、ブルースギターとはなんぞや?という方にブルースについてご紹介します。
この記事の目次
ブルースはポピュラー音楽の先祖様
ブルースは「ロックンロール」「ジャズ」「ポップ・ミュージック」「R&B」「ソウル」「ハードロック」など、非常に様々な音楽に影響を与えています。ブルースから派生して生まれた音楽が今街中で流れているといっても過言ではありません。
ブルースの起源
そんなブルースは元々、アメリカの黒人達が労働歌として作り発展させた音楽です。今やブルースは音楽の一大ジャンルの一つとなりましたが、当時はそんなジャンル分けなどする余裕もない中で生まれた音楽です。
「黒人」「差別」「奴隷」「労働」など、とても前向きとは思えない言葉の羅列ですが、そんな中生まれたのがブルースです。更に英語ではブルー=気分が冴えない などという意味でもあるので悲しい音楽なのかな?と思われるでしょう。
しかしそんなことはなく、そんな当時の悲惨な状況だからこそ生まれた比較的『明るい音楽』なのです。(全てのブルース曲が明るいということではありません)
あまり深い歴史を探ろうとしても確かな情報というのが中々見つかりません。
元はアメリカの黒人達が作り発展させた音楽が『ブルース』ということを認識してもらえるだけで充分だと思います。
ブルースを知るには何を聴けばいいのか?
私は、ブルースを聴いたことがない方に100%オススメするブルースマンが存在します。
B.B. KINGです。
B.B. KING、Freddie King、Albert Kingの3人は「三大キング」と称され、ブルース音楽界の重鎮です。(残念な事に三人共この世を去られました。BBについては本当に近年亡くなりました。)
上で添付した動画でブルースがどんなものかを大衆的に理解してもらえると思います。大衆的とは何か? 一言にブルースと言っても様々な種類のブルースが存在します。それらの中には一般の方が聴きづらいようなものもあります。
一方、BBキングのブルースは非常に聴きやすく、ブルースの本質を走っているので自信をもってオススメできます。
魂の歌声、叙情的なギター、セクシーなサクソフォン、安定したリズムパートなど聴き応えも素晴らしいです。
ブルースをプレイすることで得られるメリット
さて、ブルースをプレイすることで、得られるメリットは沢山あります。
- 基本的に3コードなので気軽にセッションできる
- いろんなジャンルに応用が利く
- 感情で弾くということが身につく
- シンプルな構成故、どんな楽器も参加できる、楽しい
- チョーキングが上手くなる
- リラックスを覚える 音楽の本質へ近づく
1,ブルースは基本的に3つのコードで構成されているので覚えやすく、セッションもし易い。
2,ブルース音楽でのプレイはポップ、ロック、様々な場面で応用が効きます。
3,ブルースはテクニックより感情で弾くものです。ブルースの心得を持ってプレイすれば、John Mayerのようにポップで有りながら、渋く響くプレイをすることも可能です。
4,リズムやコードのアレンジがし易いため、どんな楽器でも参加できます。
5,ブルースギターではチョーキング(ベンド)を多用します。BBキングのプレイを観てもらっても分かるようにチョーキングが非常に割合を占めます。ブルース独特のクォーターチョーキングなど絶妙なピッチが要求されるので、自然とチョーキングがうまくなります。
6,ブルースの本質は音楽の楽しさです。一緒に踊って歌える、騒げる、テクニックではなく心で響かせる。そんなブルースは音楽の本質に非常に近いところにあり学べる事が沢山あります。
このようにブルースはメリットが沢山あるので是非ブルースに触れてほしいと思います。
先祖的な立ち位置のブルースですが、近年でも進化を遂げています。様々なブルースに触れてみて下さい。
第一回は『シャッフルビート』について
ブルース講座第一回はシャッフルのリズムについてのレッスンでした。
シャッフルはブルースに無くてはならないもので、体を揺らしたくなるリズムです。シャッフルを体得すれば、ブルースマスターも近いぞ!
しっかりメトロノームに合わせて練習しましょう。
☆メトロノームの再生/ダウンロードはこちら↓
このレッスンで使用した譜面
これはブルースで良く使われる一般的なバッキングです。このバッキングをシャッフルビートとイーブンビートのどちらでも弾けるようにしましょう。