この記事の目次
ペンタトニック・スケールとは何か?
まずはペンタ(ペンタトニック・スケールを略してペンタ)とは何かということを話しましょう。
ペンタは5つの音から成り立つスケールで、ロック・ジャズ・ブルース・カントリーなど非常に様々な音楽で使う事ができるスケールです。
響きはとても歌的で、外れることがあまりありません。例えば、Dmキーの曲ではDマイナーペンタを使っとけば大抵外れることなく雰囲気に合ったリードを弾くことができます。
ペンタをしっかり覚えている人は少ない?
先ほども言ったようにペンタは使い勝手が良いです。しかし、大抵の人は1部分でしかペンタが使えないのですι(´Д`υ)
これはなぜか?
ご飯に例えてみましょう。お米と味噌汁と目玉焼きは美味しいですよね。ここで二つのパターンがあります。
「他のものも食べてみたい!あれもこれも!」という人と、「もう米と味噌汁と目玉焼きで充分じゃん。おれはずっとこれを食べていくよ」という人。
ギターの指板上全体でペンタを弾きこなせない人は後者の方です。
ペンタは使い勝手が良いだけに、一つや二つのブロックを覚えただけで満足してしまいがちなのです。
それでも充分な音楽ができます。
しかし、大抵の人は「マンネリ」してくると思います。同じフレーズばかりを弾いていると自分やお客が飽きてきちゃう。
いろんなポジションで自由自在に変幻自在に弾けるようになると、さらに幅が広くなり面白い演奏ができます。
ペンタを覚えるならまず、ブロックに分ける
ギターの指板上には8つのペンタブロックがあります。
↓はEmペンタトニック・スケールの押さえる場所を表したフレットボードです。
こうしてみると「こんなの覚えられるかぁ」と思ってしまいますね。
しかし、これをブロックで分けると…
1ブロック
2ブロック
3ブロック
4ブロック
5ブロック
6ブロック
7ブロック
8ブロック
こうして8つのブロックに分けてみるとなんだか覚えられるような気がしませんか?
さらに、面白いことに、1ブロックと6ブロックは同じ形なのです。
1ブロックと6ブロック
見事に一緒ですね。
ギターは開放弦と12フレットの音は同じ、つまり12フレットまでで音階が1周します。
なので、12フレット以降のスケールも同じ形で弾けるのです。(コードも同じ)
同じ理由で「2ブロックと7ブロック」、「3ブロックと8ブロック」も同じ形になります。
2ブロックと7ブロック
3ブロックと8ブロック
ペンタの習得手順(1日目)
さて、本題です。
10日間で習得するペンタレッスン 1日目です。
↑で紹介した8つのブロック、それぞれ弾いてみましょう。ゆっくりの自由なテンポでいいです。
ひとまずはペンタトニックの全ポジションに触れてみるということを体感してほしいと思います。
ここで注意してほしいのは、TAB譜ではなく、ダイアグラムで”見て弾いて”ください。形でインプットすることが何よりも大事です。
といいつつ、TAB譜も見たいという方のためにTAB譜も用意しました。ご自由にダウンロードなりしてください。